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五十六
「えっとお、食べ物屋さんい行ったりい、夜は居酒屋さんに行ったりい……」
この語尾を延ばすのが、いちいち癇に障るお富さん。その都度、眉が上がっている。
「それからあ、二日に一度くらい銭湯にい……」
「銭湯?」
蕾、これに慌てて
「あ、でも男湯までは覗いていませんですう」
「そらそうやけど。で、その場所は?」
銭湯の場所を聞いた破近
「源五郎んちと、定吉んちとの、ほぼ中間やわ。こら、ここで密会してる可能性があるわ!」
「えっとお、食べ物屋さんい行ったりい、夜は居酒屋さんに行ったりい……」
この語尾を延ばすのが、いちいち癇に障るお富さん。その都度、眉が上がっている。
「それからあ、二日に一度くらい銭湯にい……」
「銭湯?」
蕾、これに慌てて
「あ、でも男湯までは覗いていませんですう」
「そらそうやけど。で、その場所は?」
銭湯の場所を聞いた破近
「源五郎んちと、定吉んちとの、ほぼ中間やわ。こら、ここで密会してる可能性があるわ!」
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