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五十二
「そこが絶対とは言わんわ。ひょっとしたらな、甲斐の国かも相模の国かもしれへん。そやけどな、調べてみる価値くらいあるやろが!」
その通りだった。
この言葉には、感銘を受けた破近
「さすが、お富だ!」
こう言ってくると思ったが
「おまえって、四年にいっぺんくらいは、ええ事言うなあ!」
これに、相手が目を剥き
「わては、如月の二十九日ってか!」
翌日、木俣様を通じて許しを貰った破近。仲間と共に、すでに北町奉行所にいる。
「そこが絶対とは言わんわ。ひょっとしたらな、甲斐の国かも相模の国かもしれへん。そやけどな、調べてみる価値くらいあるやろが!」
その通りだった。
この言葉には、感銘を受けた破近
「さすが、お富だ!」
こう言ってくると思ったが
「おまえって、四年にいっぺんくらいは、ええ事言うなあ!」
これに、相手が目を剥き
「わては、如月の二十九日ってか!」
翌日、木俣様を通じて許しを貰った破近。仲間と共に、すでに北町奉行所にいる。
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