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五十
「ん? 一理あるなあ」
頷く亭主に、女房が
「一理どころか、尻くらいあるわい!」
これだけの美貌で、ここまでの下品な言葉。
「で、その内殺すのが嫌になってな、逃げるもんなんやわ。そやけど、源五郎ってそんな気もないみたいやんか。ちゅう事はな……」
これを遮った破近
「すでに手をかけてる?」
「そや! それしかあらへん!」
「しかしな、奉行所の資料を全部調べたで?」
ここで顔を近づけてきたお富さん
「われ、ホンマに同心け?」
「ん? 一理あるなあ」
頷く亭主に、女房が
「一理どころか、尻くらいあるわい!」
これだけの美貌で、ここまでの下品な言葉。
「で、その内殺すのが嫌になってな、逃げるもんなんやわ。そやけど、源五郎ってそんな気もないみたいやんか。ちゅう事はな……」
これを遮った破近
「すでに手をかけてる?」
「そや! それしかあらへん!」
「しかしな、奉行所の資料を全部調べたで?」
ここで顔を近づけてきたお富さん
「われ、ホンマに同心け?」
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