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四十七
それから一週間が過ぎてしまった。
その朝一番、事件のことと思いきや
「なあ、いつまでおんねん?」
「別にええやんけ」
「でもな、父上も母上も心配してるで」
これにお富さん、何度も頷き
「はいはいはい。早よ、帰って欲しいんやな?」
「ちゃうわ。なあ、何でそんなにひねくれてんねん」
これはまずかった。
「ほう、上等やんけ! ほな、今から帰ったるわい!」
「お、おい。別に今すぐ……」
お富さん、すでに着物やらを畳み始めている。
それから一週間が過ぎてしまった。
その朝一番、事件のことと思いきや
「なあ、いつまでおんねん?」
「別にええやんけ」
「でもな、父上も母上も心配してるで」
これにお富さん、何度も頷き
「はいはいはい。早よ、帰って欲しいんやな?」
「ちゃうわ。なあ、何でそんなにひねくれてんねん」
これはまずかった。
「ほう、上等やんけ! ほな、今から帰ったるわい!」
「お、おい。別に今すぐ……」
お富さん、すでに着物やらを畳み始めている。
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