857/1037
三十五
ようやく引き離された二頭の闘犬。
喜助に至っては、目を丸くしたままだ。
「ほ、ほな、早よいこ!」
早速、牢屋までやってきた破近。確かにその中には
「源五郎、久しぶりやんか!」
これに相手が
「ん? お、こりゃ鈴木の旦那!」
そして、その隣の人物を訝りながら
「な、何で、こんなべっぴんさんが?」
ここで即座に
「あ、申し遅れました。家内のぺっぴんさん、いえ、お富です」
「は、はあ」
「許可もろうてるさかい、気にせんどいてな」
ようやく引き離された二頭の闘犬。
喜助に至っては、目を丸くしたままだ。
「ほ、ほな、早よいこ!」
早速、牢屋までやってきた破近。確かにその中には
「源五郎、久しぶりやんか!」
これに相手が
「ん? お、こりゃ鈴木の旦那!」
そして、その隣の人物を訝りながら
「な、何で、こんなべっぴんさんが?」
ここで即座に
「あ、申し遅れました。家内のぺっぴんさん、いえ、お富です」
「は、はあ」
「許可もろうてるさかい、気にせんどいてな」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。