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二十六
「ほっとけ! んな事より、また木俣はんかいな?」
ここで我に返った喜助
「あ、そうだった! 人殺しが起こったんで!」
早速、面乃川沿いの原っぱにやってきた破近だが
「何で一緒に来るんや?」
「亭主のお仕事ぶりを……」
お富さん、ここで周囲を見やり
「見たらアカンっちゅうのけ!」
天を仰いだ破近、何も答えず死体の方へと歩き出している。
そして、それを調べ始め
「腹を一刺しかいな?」
その時
「こらまた、ごっつい血の量やんけ?」
読者の皆々様。いつもお読みいただき、有難うございますう! おかげさまで、週間ユニークアクセスが1000を超えましたあ。益々、頑張りますう! TAMAKIもご主人様も、そしてもちろんこのわたしも! では、失礼しますう! by蕾