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二十四

「え?」

 驚く破近が


「奉行所をかいな?」


 お富さん、キッパリと


「決まってるやんけ。元々、われには似合うとらんわ。ええな、一緒に大坂まで帰るで!」


 これに慌てる破近


「わ、わい、この仕事好きやさかい、もうちょっとばかし続けさせてくれや」


「フン。ホンマ、あかんたれやな!」

 鼻で笑ったお富さん。ここで近寄ってき


「そういや、わてが赤鬼やら青鬼やらより強いやて?」


「な、何や?」


「ほな見せたろうやんけ、その強さをな!」


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