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六
「確かに空席でんな」
こう言った破近だったが
「ねね。吟味方って、任期っちゅうもんがありますん?」
この意外な問いかけに、木俣様
「任期だと? いや、特にはないが。何故に、そこにこだわる?」
「ま、よろしいやん。でも任期なしっちゅうのは、すこぶる魅力でんな!」
「そうか。それにな、与力独特の髷も結えるし、馬にも乗れるし。それに何がいいって、おなごにもてる!」
「うおっ! 目、目が落ちそうや!」
要は単なる助平である。
「確かに空席でんな」
こう言った破近だったが
「ねね。吟味方って、任期っちゅうもんがありますん?」
この意外な問いかけに、木俣様
「任期だと? いや、特にはないが。何故に、そこにこだわる?」
「ま、よろしいやん。でも任期なしっちゅうのは、すこぶる魅力でんな!」
「そうか。それにな、与力独特の髷も結えるし、馬にも乗れるし。それに何がいいって、おなごにもてる!」
「うおっ! 目、目が落ちそうや!」
要は単なる助平である。
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