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「ほ、褒美でっか? そんなら、夜でも真夜中でもかましまへん!」


 現金なヤツとは、こんな男の事を言う。


「おまえの、その類稀な洞察力を買ってな」

 ここで木俣様、ニヤリと


「二階級特進、というのはどうだ?」


「二階級? まさか、このわいがお奉行に?」


 これには相手も


「ば、馬鹿もん! このわしはどうなるんじゃ?」


「そらそうや」


「吟味方だ! 知っての通り、今は誰もその職にはおらん。しかしな、早く適任者をつける必要があるのだ」


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