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 やがて、その口からは


「まずは、副理事長はんの言葉や。ええか?」

 そして


「部屋の中を覗くと、この様子が目に入った。それで、傍の石で窓を叩き割りました……以上やわ」


「ふむふむ」

 

「で、お次が秘書はんや……し、信じられない!」


 これに相手が、目を丸くし


「え? そ、それだけ?」


「はいな」


 ここでピンときた菖蒲殿、さらに


「ねえ、秘書にこれ聞いてよ……理事長と恋仲でしたか? って」


 だが破近、冷たく


「そんなん、己で聞けや」


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