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十七
だが、めげない破近は澄ましたまま
「そういや、大文字焼きってのもありますな」
これに藤殿が
「ほう? そいつは食べたことないですな」
思わず破近
「ダメだ、こりゃ」
人間、興奮した時には必ず地が出る――ようやく、これに気づいた彼。
「お、来た来た」
次のターゲットが、こちらに向って近づいている。
「あら、萩殿」
「お、鈴木殿」
相手の、その何とか頑張って結ってあるちょんまげに目をやる破近
「何や、犬のウンコみたいでんな?」
だが、めげない破近は澄ましたまま
「そういや、大文字焼きってのもありますな」
これに藤殿が
「ほう? そいつは食べたことないですな」
思わず破近
「ダメだ、こりゃ」
人間、興奮した時には必ず地が出る――ようやく、これに気づいた彼。
「お、来た来た」
次のターゲットが、こちらに向って近づいている。
「あら、萩殿」
「お、鈴木殿」
相手の、その何とか頑張って結ってあるちょんまげに目をやる破近
「何や、犬のウンコみたいでんな?」
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