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百五
その後、皆が寝静まった頃を見計らい
「ほな、行きまひょか?」
物置の前までやってきた二人。そして、破近がその鍵を静かに開け
「お鶴はん?」
「だ、誰?」
すかさず、破近が口に指を当て
「しっ! 静かに!」
ここでようやく、お鶴が
「あ、鈴木様に冷奴姐さん」
「あのな、お鶴はん。よく聞きや」
「は、はい」
「実はな、この姐さんが、あんたは下手人やないって言い張るもんで」
これに、つい涙が出てきたお鶴
「あ、有難うございます!」
その後、皆が寝静まった頃を見計らい
「ほな、行きまひょか?」
物置の前までやってきた二人。そして、破近がその鍵を静かに開け
「お鶴はん?」
「だ、誰?」
すかさず、破近が口に指を当て
「しっ! 静かに!」
ここでようやく、お鶴が
「あ、鈴木様に冷奴姐さん」
「あのな、お鶴はん。よく聞きや」
「は、はい」
「実はな、この姐さんが、あんたは下手人やないって言い張るもんで」
これに、つい涙が出てきたお鶴
「あ、有難うございます!」
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