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七十六
それに被せるように直次が
「ならさ、窓を開けておいたのも偽装という事か?」
「ああ、多分ね」
「下手人は堂々と鍵を使って、部屋の戸から入ったという事か」
「そうなるね、直次」
二人とも、呼び方か賊から下手人へと変わっている。
この時、小春が
「船が直ったからいいものを。もしずっとここに足止めされてたら、私たちも次々と殺されてたのお?」
「こいつは絵空事なんかじゃない。現実では、運をそんなものに任せたりはしないよ」
それに被せるように直次が
「ならさ、窓を開けておいたのも偽装という事か?」
「ああ、多分ね」
「下手人は堂々と鍵を使って、部屋の戸から入ったという事か」
「そうなるね、直次」
二人とも、呼び方か賊から下手人へと変わっている。
この時、小春が
「船が直ったからいいものを。もしずっとここに足止めされてたら、私たちも次々と殺されてたのお?」
「こいつは絵空事なんかじゃない。現実では、運をそんなものに任せたりはしないよ」
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