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「よし、善は急げや!」


 すぐに、どこかへ行ってしまった破近。


 やがて再び戻ってきた彼に、横ちゃんが

「何をされに?」


「厨房のおばはんに『明日の献立を江戸前だけにせえ!』って、言ったった」


「は?」


「そしたら関東の醤油が嫌いなもんは、ここで食べんしな」


「これまた凄い発想を」


「それか、頼んでも醤油をかけずに食べるかや」


 ここで横ちゃん


「なるほど。しかし三日しかないので、その結果を待つ間に他の策を並行しなければ」


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