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五十五
「すごいなあ、あなたちって。この中に犯人がいるかも知れないって言うのにね。悪いけど、私は自分の部屋で寝させてもらうわよ」
お八重さん、予想通りに反対してきた。
だが、それに翔助が冷たく
「必ずいるんだよな、そんな事を言う人物ってさ。じゃあ、勝手にしたら?」
「ええ、ええ、勝手にするわよ!」
喚きながら、さっさと二階に上がっていった八重。
そこに
「あっ! ちょっと待って!」
慌てて後を追い、階段を上ったお鶴である。
「すごいなあ、あなたちって。この中に犯人がいるかも知れないって言うのにね。悪いけど、私は自分の部屋で寝させてもらうわよ」
お八重さん、予想通りに反対してきた。
だが、それに翔助が冷たく
「必ずいるんだよな、そんな事を言う人物ってさ。じゃあ、勝手にしたら?」
「ええ、ええ、勝手にするわよ!」
喚きながら、さっさと二階に上がっていった八重。
そこに
「あっ! ちょっと待って!」
慌てて後を追い、階段を上ったお鶴である。
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