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五十
その後は落ち着いた分だけ少しは話も弾むかと思いきや、哀しみをようやく実感してきたのか、かえって皆は寡黙になっている。
だがそんな中でも、無論破近だけは姐さん相手に
「なな、今度新装開店したとこに行きまひょうなあ。こいつがメッチャ旨いって評判で……」
この時、大きなかごを手にした船長がやってきて
「今日は、こんなに獲れましたよ!」
「おお!」
その釣果に驚きながらも、破近がジロリと
「おい。船、直してるんかい!」
その後は落ち着いた分だけ少しは話も弾むかと思いきや、哀しみをようやく実感してきたのか、かえって皆は寡黙になっている。
だがそんな中でも、無論破近だけは姐さん相手に
「なな、今度新装開店したとこに行きまひょうなあ。こいつがメッチャ旨いって評判で……」
この時、大きなかごを手にした船長がやってきて
「今日は、こんなに獲れましたよ!」
「おお!」
その釣果に驚きながらも、破近がジロリと
「おい。船、直してるんかい!」
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