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四十六
「洞穴でっか。ま、用心に越した事はありまへんな」
そして破近、続けて
「そやかて、この館は戸や窓は全て施錠されておったし」
この時、翔助が二階に目をやりながら
「となると、外部との接点は源平の部屋の窓だけになるな」
「そうだけどお……」
それに消え入りそうな声で、小春が疑問を口にし
「でも、どうして源平があ?」
これには輝吉が
「たまたま賊が侵入してきて揉みあいになって、その挙句にあいつは刺されたんじゃないかな?」
「洞穴でっか。ま、用心に越した事はありまへんな」
そして破近、続けて
「そやかて、この館は戸や窓は全て施錠されておったし」
この時、翔助が二階に目をやりながら
「となると、外部との接点は源平の部屋の窓だけになるな」
「そうだけどお……」
それに消え入りそうな声で、小春が疑問を口にし
「でも、どうして源平があ?」
これには輝吉が
「たまたま賊が侵入してきて揉みあいになって、その挙句にあいつは刺されたんじゃないかな?」
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