630/1037
四十三
「ほな、いざ出陣や!」
一階を見回っている破近、翔助とお清とを連れ、厨房は元より、風呂場、厠、押入、物置――その至るところを調べたのだが
「猫の子一匹おらんし、窓も戸もちゃんと施錠されてまんな」
一方の二階組の姐さんも、直次、輝吉、小春の三名の先頭に立って捜査をしたのだが――各部屋とも特におかしな点はなかった。
しかしながら、その中で一部屋だけに鍵がかけられており
「あの、お嬢。猛反対してくるでしょうねえ」
「ほな、いざ出陣や!」
一階を見回っている破近、翔助とお清とを連れ、厨房は元より、風呂場、厠、押入、物置――その至るところを調べたのだが
「猫の子一匹おらんし、窓も戸もちゃんと施錠されてまんな」
一方の二階組の姐さんも、直次、輝吉、小春の三名の先頭に立って捜査をしたのだが――各部屋とも特におかしな点はなかった。
しかしながら、その中で一部屋だけに鍵がかけられており
「あの、お嬢。猛反対してくるでしょうねえ」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。