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六
「あいててて。んもう、メッチャ力入れてたし」
「こりゃどうも」
律儀に頭を下げる姐さんだが、すぐに
「いや、そんな事よりも旦那! この船、沈没寸前らしいですよ!」
これには驚く破近
「ち、沈没やて? ほな、さっきの衝撃が?」
「ええ、ええ。鯨が、ここのどてっ腹にめり込んでるのをこの目で見ましたよ」
「鯨? とにかく、早よここから逃げんと!」
急いで外に出ようとする相手を、姐さんが手で制止
「慌てなくても大丈夫ですって!」
「あいててて。んもう、メッチャ力入れてたし」
「こりゃどうも」
律儀に頭を下げる姐さんだが、すぐに
「いや、そんな事よりも旦那! この船、沈没寸前らしいですよ!」
これには驚く破近
「ち、沈没やて? ほな、さっきの衝撃が?」
「ええ、ええ。鯨が、ここのどてっ腹にめり込んでるのをこの目で見ましたよ」
「鯨? とにかく、早よここから逃げんと!」
急いで外に出ようとする相手を、姐さんが手で制止
「慌てなくても大丈夫ですって!」
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