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十
「それと肝心な事なんやけど」
「何?」
「その仏さんって、見た事は?」
これに菖蒲殿
「もう、そんな暇なくって。あ、でも男の子だったって事だけは」
「ま、まさか、おまえさん?」
破近、その青き目を二つとも手で押さえ
「幼き小僧にまで悪戯したとは……ああ、嘆かわしい!」
「だ、だ、誰がそのような!」
ようやく手を離した破近
「ホンマに?」
「当ったり前だ!」
「そか、ほな冤罪絡みかも。だってな、おまえさんって多そうやん!」
「それと肝心な事なんやけど」
「何?」
「その仏さんって、見た事は?」
これに菖蒲殿
「もう、そんな暇なくって。あ、でも男の子だったって事だけは」
「ま、まさか、おまえさん?」
破近、その青き目を二つとも手で押さえ
「幼き小僧にまで悪戯したとは……ああ、嘆かわしい!」
「だ、だ、誰がそのような!」
ようやく手を離した破近
「ホンマに?」
「当ったり前だ!」
「そか、ほな冤罪絡みかも。だってな、おまえさんって多そうやん!」
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