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六
「ん?」
破近、早速その中を覗き、鼻まで動かすも
「何も入っとらんし、血の臭いすらせえへん」
「そ、そんなあ?」
飛び起きた菖蒲殿、おずおずとそこに近づくと
「う、うっそお!」
「なあ、まだ催眠術が残ったままちゃうか?」
「そ、そんなあ。この目で確かに」
だが破近、相手にせず
「早よ帰って寝えや」
「あ、ああ」
ようやく立ち上がった菖蒲殿。この時、破近が樽に目をやり
「なあ、勝負師ってな」
よせばいいのに
「菖蒲死ちゃう?」
「ん?」
破近、早速その中を覗き、鼻まで動かすも
「何も入っとらんし、血の臭いすらせえへん」
「そ、そんなあ?」
飛び起きた菖蒲殿、おずおずとそこに近づくと
「う、うっそお!」
「なあ、まだ催眠術が残ったままちゃうか?」
「そ、そんなあ。この目で確かに」
だが破近、相手にせず
「早よ帰って寝えや」
「あ、ああ」
ようやく立ち上がった菖蒲殿。この時、破近が樽に目をやり
「なあ、勝負師ってな」
よせばいいのに
「菖蒲死ちゃう?」
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