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十六
ここで、代わりにチビが
「拙者は三郎太と申します。我々兄弟は、その卑劣な輩を昼夜捜し続けました。そしてようやく見つけだし、昨夜上手くここまでおびき寄せたのです」
「そか。敵討ちやったんか」
「左様。して旦那が先ほど言われたように、お二人が眠られた後に拙者と兄者とでヤツの部屋に向かい……」
「やっちゃったわけね?」
「まさしく、そのとおりで。そして、これまた仰ったように、各自が部屋を一つだけずらした次第です」
ここで、代わりにチビが
「拙者は三郎太と申します。我々兄弟は、その卑劣な輩を昼夜捜し続けました。そしてようやく見つけだし、昨夜上手くここまでおびき寄せたのです」
「そか。敵討ちやったんか」
「左様。して旦那が先ほど言われたように、お二人が眠られた後に拙者と兄者とでヤツの部屋に向かい……」
「やっちゃったわけね?」
「まさしく、そのとおりで。そして、これまた仰ったように、各自が部屋を一つだけずらした次第です」
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