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三十九
「な? その通りやろ? でな、返り血を防ぐ為、黒装束の上から仏さんを刺したんや。小刀かなんかでな」
だがこれには
「仮にそうだったとしても、その後に拙者は黒装束の相手をちゃんと見たぞ」
「桜はんな。別に黒装束なんて、二着持っててもええんちゃう?」
「え?」
「で、刺した後に一旦部屋に戻って黒装束に着替え、わざと廊下から顔を出したんや。あんさんに見つかるように、な」
さすがに口を開けたまま、何も言えない桜殿である。
「な? その通りやろ? でな、返り血を防ぐ為、黒装束の上から仏さんを刺したんや。小刀かなんかでな」
だがこれには
「仮にそうだったとしても、その後に拙者は黒装束の相手をちゃんと見たぞ」
「桜はんな。別に黒装束なんて、二着持っててもええんちゃう?」
「え?」
「で、刺した後に一旦部屋に戻って黒装束に着替え、わざと廊下から顔を出したんや。あんさんに見つかるように、な」
さすがに口を開けたまま、何も言えない桜殿である。
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