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三十八
「一理あるなあ」
「確かに」
「でな、最初に下手人がやった事はな」
破近、ここで二人の顔を交互に見ながら
「柄門を手にかけたんや!」
さすがに、これには頷くのを忘れた二人。
そこに、つい加わってきた指揮官が
「そ、そんな馬鹿な?」
「うんにゃ、それしか考えられへん。ちょっとな、図を見てみい? 各自の定位置から考えて、問題なく柄門の部屋には入れるやろ?」
「ん?」
それに目を落とした松殿
「確かに、十字の廊下は無警戒だ!」
「一理あるなあ」
「確かに」
「でな、最初に下手人がやった事はな」
破近、ここで二人の顔を交互に見ながら
「柄門を手にかけたんや!」
さすがに、これには頷くのを忘れた二人。
そこに、つい加わってきた指揮官が
「そ、そんな馬鹿な?」
「うんにゃ、それしか考えられへん。ちょっとな、図を見てみい? 各自の定位置から考えて、問題なく柄門の部屋には入れるやろ?」
「ん?」
それに目を落とした松殿
「確かに、十字の廊下は無警戒だ!」
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