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三十五
皆が黙りこくって考えている中、突然菖蒲殿が
「そうだ! 天井裏を通れば!」
「なるほど! じゃあ、拙者が見てこよう」
この役目が打ってつけの松殿、すぐに立ち上がったところに
「一応、柄門殿の四つの部屋の天井を、全て確認するんですよ」
指揮官が、再び戻ってきた相手を見て
「何だか顔が濡れてるけど?」
「ああ。誰かさんのおかげで、顔中蜘蛛の巣だらけになったから洗ってきた」
やがて
「もう夜も遅いんで、一旦結論を出しますよ」
皆が黙りこくって考えている中、突然菖蒲殿が
「そうだ! 天井裏を通れば!」
「なるほど! じゃあ、拙者が見てこよう」
この役目が打ってつけの松殿、すぐに立ち上がったところに
「一応、柄門殿の四つの部屋の天井を、全て確認するんですよ」
指揮官が、再び戻ってきた相手を見て
「何だか顔が濡れてるけど?」
「ああ。誰かさんのおかげで、顔中蜘蛛の巣だらけになったから洗ってきた」
やがて
「もう夜も遅いんで、一旦結論を出しますよ」
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