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十二
空室にて面を寄せ合っている四人。今、破近が描いた見取り図を凝視しているのだ。
「それにしても、上手だなあ!」
「おおきに」
素直に褒めてくる松殿に軽く頭を下げた破近、そのまま菖蒲殿に向って
「おまえさんが、各人の配置を決めや」
これに相手が己を指差し
「わ、私が?」
「前回の汚名挽回の機会や。指揮くらいとったらどやねん?」
「わ、わかった。では……」
早速そこに名前を書き入れる菖蒲殿、やがて
「これでいきましょう!」【図7のみ参照】
空室にて面を寄せ合っている四人。今、破近が描いた見取り図を凝視しているのだ。
「それにしても、上手だなあ!」
「おおきに」
素直に褒めてくる松殿に軽く頭を下げた破近、そのまま菖蒲殿に向って
「おまえさんが、各人の配置を決めや」
これに相手が己を指差し
「わ、私が?」
「前回の汚名挽回の機会や。指揮くらいとったらどやねん?」
「わ、わかった。では……」
早速そこに名前を書き入れる菖蒲殿、やがて
「これでいきましょう!」【図7のみ参照】
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