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四十二
「で、本物の長老はどこやねん?」
「東の森の中です」
「ほなら、帰りにでも解放したってな」
ここで、相手が上目遣いに
「あのう。本当に逃がしてくれるんですか?」
「あのな、わいって、嘘とおかまが一番嫌いやねん」
これに平伏せた前夜斎
「あ、有難うございます!」
「あ、それとな、解毒剤をぎょうさん置いていってな」
「もちろん」
頷いた相手、懐から二つの包みを出し
「これです。そしてもう一つの包みは、器物破損の弁償として」
「で、本物の長老はどこやねん?」
「東の森の中です」
「ほなら、帰りにでも解放したってな」
ここで、相手が上目遣いに
「あのう。本当に逃がしてくれるんですか?」
「あのな、わいって、嘘とおかまが一番嫌いやねん」
これに平伏せた前夜斎
「あ、有難うございます!」
「あ、それとな、解毒剤をぎょうさん置いていってな」
「もちろん」
頷いた相手、懐から二つの包みを出し
「これです。そしてもう一つの包みは、器物破損の弁償として」
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