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四十
「今思えば、最初あんさんが現れた時から、気配がなかったんでびっくらこいたし」
これに相手が驚き
「そうだったのか。いや、忍びが逆に仇になるとは、これもまた皮肉な事で」
そして、両手を前に出し
「どうぞ、お縄に……あいたた。親分さん、もう放してくれない?」
「あ、すまんこって」
ここで破近が
「でな、実はわい、あんさんを評価してるんや」
この場違いな言葉に
「評価?」
「ここまで悪さしながらも、誰も傷つけとらんやろ?」
「今思えば、最初あんさんが現れた時から、気配がなかったんでびっくらこいたし」
これに相手が驚き
「そうだったのか。いや、忍びが逆に仇になるとは、これもまた皮肉な事で」
そして、両手を前に出し
「どうぞ、お縄に……あいたた。親分さん、もう放してくれない?」
「あ、すまんこって」
ここで破近が
「でな、実はわい、あんさんを評価してるんや」
この場違いな言葉に
「評価?」
「ここまで悪さしながらも、誰も傷つけとらんやろ?」
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