493/1037
三十二
見ると指揮官、深い穴に落ちている。
「んもう! ホンマ、頼りにならん指揮官やわ!」
穴に落ちた人間を救い出した後
「みんな、ええか? 敵さんは十九名のまんまや。そやけど、こっちはと言うとな、村人らが完全に戦意を失くしまってるねん。おまけにな、このおっさんも戦力外通告やし、な」
それに頭を下げるのは、藤殿――おそらく?
「す、すみません。穴に落ちた際に、眼鏡が割れちゃって。もはや、ほとんど何も見えない状況でして」
見ると指揮官、深い穴に落ちている。
「んもう! ホンマ、頼りにならん指揮官やわ!」
穴に落ちた人間を救い出した後
「みんな、ええか? 敵さんは十九名のまんまや。そやけど、こっちはと言うとな、村人らが完全に戦意を失くしまってるねん。おまけにな、このおっさんも戦力外通告やし、な」
それに頭を下げるのは、藤殿――おそらく?
「す、すみません。穴に落ちた際に、眼鏡が割れちゃって。もはや、ほとんど何も見えない状況でして」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。