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十二
「でも、何故村人らが出てこないの?」
この明智様の言葉に返事もしない長老、その顔を蕾に向け
「そなたは身が軽そうじゃのう。すまんが、あそこの鐘を三つばかし鳴らしてくだされ」
「あ、はい」
そびえている鐘のところまで駆け上がった蕾、早速それを鳴らした。
「ゴーン、ゴーン、ゴーン」
これに家の中から、ぞくぞくと現れてきた村人たち。
この様子を見た破近、長老に
「全部で何人おんねん?」
「わし入れて、ちょうど四十人じゃ」
「でも、何故村人らが出てこないの?」
この明智様の言葉に返事もしない長老、その顔を蕾に向け
「そなたは身が軽そうじゃのう。すまんが、あそこの鐘を三つばかし鳴らしてくだされ」
「あ、はい」
そびえている鐘のところまで駆け上がった蕾、早速それを鳴らした。
「ゴーン、ゴーン、ゴーン」
これに家の中から、ぞくぞくと現れてきた村人たち。
この様子を見た破近、長老に
「全部で何人おんねん?」
「わし入れて、ちょうど四十人じゃ」
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