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 喜助といえば、正面の襖を見ながら

「旦那。あの素浪人だけは来ませんね。片意地張らなくてもよさそうなものを」


「ま、人それぞれやから、気にしない気にしない」


 この時若い町人が、相手の、本来ふんどしがあるべき個所を指差し

「それって何でしょう?」


「あっ、これパンツ言いまんねん。快適でっせ!」



 やがて

「では着物も乾いたところで、部屋に戻るとするか」


 このダルマの一言で、チビも若い男もそれぞれの部屋へと戻っていった。


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