446/1037
三十四
やがて侵入者の足が地面すれすれを張った糸を切った瞬間、左右の竹がしなり、何本もの槍がそこを目がけて放たれた。
砂埃も治まった中、岩場から姿を見せた蕾
「やったでしょうかあ?」
その時、彼女の背後に突如として現れた一つの影。そやつが一言だけ
「俺様が犬だったらやられてたな? 蕾よ」
「猿公殿とやら。何故にこんな他流派にまで、お力を?」
「忍者に変わりはありませんよ、首領代行さん……で、一つ文を預かっておりまして」
やがて侵入者の足が地面すれすれを張った糸を切った瞬間、左右の竹がしなり、何本もの槍がそこを目がけて放たれた。
砂埃も治まった中、岩場から姿を見せた蕾
「やったでしょうかあ?」
その時、彼女の背後に突如として現れた一つの影。そやつが一言だけ
「俺様が犬だったらやられてたな? 蕾よ」
「猿公殿とやら。何故にこんな他流派にまで、お力を?」
「忍者に変わりはありませんよ、首領代行さん……で、一つ文を預かっておりまして」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。