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二十八
これに種子が
「蕾ちゃん、部屋で文をしたためるって」
夕刻にようやく外へと出てきた蕾
「細かいとこまで書いたんで、疲れましたあ」
そうつぶやきながら、文をくくりつけられた心彫ちゃんを大空に放った。
「ご主人様に届けえ!」
だが、すぐに地面に落ちてきた相手を見て
「えっ? どうしちゃったんですかあ?」
――心彫、鳥目だった。
翌朝早く、今度はすぐさま飛び立っていった心彫ちゃん。
そしてお江戸に着いたのは、翌朝の事だった。
これに種子が
「蕾ちゃん、部屋で文をしたためるって」
夕刻にようやく外へと出てきた蕾
「細かいとこまで書いたんで、疲れましたあ」
そうつぶやきながら、文をくくりつけられた心彫ちゃんを大空に放った。
「ご主人様に届けえ!」
だが、すぐに地面に落ちてきた相手を見て
「えっ? どうしちゃったんですかあ?」
――心彫、鳥目だった。
翌朝早く、今度はすぐさま飛び立っていった心彫ちゃん。
そしてお江戸に着いたのは、翌朝の事だった。
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