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五
この時、今度は右手の襖が開き
「わしも暖をとらせてもらえんかのう?」
「ん?」
その方に目をやった青き目に映ったのは――やはり町人風のダルマの如きおっさんである。
「ええですよ」
続けて、何と左手の部屋からも
「わしも頼みます」
これまた町人風のおっさんの登場だ。だが彼はすこぶる小柄――チビである。
「あらら……三方から次々と」
そしてすぐに、破近が何度も頷きだしたのだった。
「そか、この部屋って×の真ん中なんや!」
【図1のみ参照】
この時、今度は右手の襖が開き
「わしも暖をとらせてもらえんかのう?」
「ん?」
その方に目をやった青き目に映ったのは――やはり町人風のダルマの如きおっさんである。
「ええですよ」
続けて、何と左手の部屋からも
「わしも頼みます」
これまた町人風のおっさんの登場だ。だが彼はすこぶる小柄――チビである。
「あらら……三方から次々と」
そしてすぐに、破近が何度も頷きだしたのだった。
「そか、この部屋って×の真ん中なんや!」
【図1のみ参照】
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