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二十五
刃亜都、そこを見やり
「それが?」
「小刀を抜いた時に、体の中から溢れたんじゃ」
「それくらいは……」
「最後までお聞き……」
爺さんがたしなめ
「敵さんも、相当な返り血を浴びてるはずなんじゃ」
三つ葉、ここで初めて口を開き
「でも、そんな着物で歩けばすぐにわかるはずだし。もし何かに包んだとしても、その臭いくらいは気づくだろうし」
だが、これに刃亜都が
「三つ葉。今理屈言っても始まらないよ! 全員でその着物を探そう!」
刃亜都、そこを見やり
「それが?」
「小刀を抜いた時に、体の中から溢れたんじゃ」
「それくらいは……」
「最後までお聞き……」
爺さんがたしなめ
「敵さんも、相当な返り血を浴びてるはずなんじゃ」
三つ葉、ここで初めて口を開き
「でも、そんな着物で歩けばすぐにわかるはずだし。もし何かに包んだとしても、その臭いくらいは気づくだろうし」
だが、これに刃亜都が
「三つ葉。今理屈言っても始まらないよ! 全員でその着物を探そう!」
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