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二十四

「一緒って?」


 唯一気丈な刃亜都に、爺さんが陀射弥の背を指し


「まずは、この傷の位置じゃ。背から心の臓を一突きじゃな。それに、おそらく同じ小刀じゃ」


「いつ頃やられた?」


「そうは経っておらんな。それにしても、忍者の里で真昼間に事を起こすとは大胆不敵よのう」

 眉をひそめる爺さんだったが


「ああ、そうじゃった。あれから考えたんじゃが」


「何?」


 これに爺さんが再び死体を指し


「ほれ、ここに沢山の血の跡があるじゃろ?」


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