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八
やがて戻ってきた破近、その両手に一つずつ風呂敷包みを抱え
「こっちが蕾の方や」
そう言いながら一方の風呂敷を解き、中の木箱を開けだした。
「その綺麗なお箸みないなのって何ですう?」
破近、それを手にし
「これ、銀でできてんねん。でな、蕾。その首領はん、もしや毒を盛られたんちゃうかなって」
「ど、毒?」
驚く相手に、さらに
「そや。あまりにも間が良すぎる、こう思ってな。で、最もよく使われるのが砒素っちゅう毒やねん」
やがて戻ってきた破近、その両手に一つずつ風呂敷包みを抱え
「こっちが蕾の方や」
そう言いながら一方の風呂敷を解き、中の木箱を開けだした。
「その綺麗なお箸みないなのって何ですう?」
破近、それを手にし
「これ、銀でできてんねん。でな、蕾。その首領はん、もしや毒を盛られたんちゃうかなって」
「ど、毒?」
驚く相手に、さらに
「そや。あまりにも間が良すぎる、こう思ってな。で、最もよく使われるのが砒素っちゅう毒やねん」
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