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三
「いえね、たまたまこの近くまで来ましたもんで」
「まあ、上がり! 茶くらいは出すさかい」
冷茶をすすっている二人
「ホンマ、蝉までもジージーって暑苦しいわ」
「確かに、もはや風流を通り越してますな」
この時だった。いきなり天井から落ちてきた紅色の物体――いや、今日はおまけに緑の物体まで?
「あいたたた」
早速腰を擦っている紅の方。無理に笑顔を繕いながら、二人に向かって
「ご主人様、親分さん、おはようございますう!」
「いえね、たまたまこの近くまで来ましたもんで」
「まあ、上がり! 茶くらいは出すさかい」
冷茶をすすっている二人
「ホンマ、蝉までもジージーって暑苦しいわ」
「確かに、もはや風流を通り越してますな」
この時だった。いきなり天井から落ちてきた紅色の物体――いや、今日はおまけに緑の物体まで?
「あいたたた」
早速腰を擦っている紅の方。無理に笑顔を繕いながら、二人に向かって
「ご主人様、親分さん、おはようございますう!」
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