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六十六
「では、今から因幡屋に向う。それで、着いたら、まずはその蕾に話をしたい」
「ほう、気になりまっか? 何なら……」
これに、年甲斐もなく顔を赤らめた木俣様
「ば、馬鹿をぬかせ! 年が倍ほども違う小娘なぞ、誰が」
「フフフ……ほな、何を話しますん?」
「やめんか、その笑い。でな、娘にこう伝える……そのまちんを捜せ、とな」
「お、お奉行様自ら!」
目を丸くしている明智様を、ギロリと見た木俣様。
「フン。この梨のツブテが!」
「では、今から因幡屋に向う。それで、着いたら、まずはその蕾に話をしたい」
「ほう、気になりまっか? 何なら……」
これに、年甲斐もなく顔を赤らめた木俣様
「ば、馬鹿をぬかせ! 年が倍ほども違う小娘なぞ、誰が」
「フフフ……ほな、何を話しますん?」
「やめんか、その笑い。でな、娘にこう伝える……そのまちんを捜せ、とな」
「お、お奉行様自ら!」
目を丸くしている明智様を、ギロリと見た木俣様。
「フン。この梨のツブテが!」
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