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九十九
その後、長く続く沈黙。
ようやく口を開いた破近が、ぽつりと
「これが、わいらの出した結論っちゅうわけやな」
昨夜とは打って変わった静かな晩飯も終わり、その場に一人残った破近
「ふわあ」
ここで目をこすり
「アカン! このまま眠ってまいそうやから、珈琲でも淹れよ」
やがて
「ええ香りや」
早速、口を付ける彼
「確かに皆の総意には間違いあらへんけど」
無論引っかかっているのは――その顔が珈琲にも浮かんでいる、蕾に他ならない。
その後、長く続く沈黙。
ようやく口を開いた破近が、ぽつりと
「これが、わいらの出した結論っちゅうわけやな」
昨夜とは打って変わった静かな晩飯も終わり、その場に一人残った破近
「ふわあ」
ここで目をこすり
「アカン! このまま眠ってまいそうやから、珈琲でも淹れよ」
やがて
「ええ香りや」
早速、口を付ける彼
「確かに皆の総意には間違いあらへんけど」
無論引っかかっているのは――その顔が珈琲にも浮かんでいる、蕾に他ならない。
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