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八十一
一通り調べた猿公
「じゃあ、熊にでも戻るとするか」
「旦那。今、戻りやした」
「お、猿公やん」
「で、実は」
猿公、早速報告をしようとしたが
「その顔、見たらわかるわ。仏さんになってたんやろ?」
「へ、へい。そのとおりでして」
ここで腕を組む破近
「またもや後手かいな」
「それに、まだありまして……」
「はああ? 蕾が?」
その青き目が、今にも飛び出しそう。
「いや、驚きましたよ。何せ、手に凶器の小刀まで持ってましたからね」
一通り調べた猿公
「じゃあ、熊にでも戻るとするか」
「旦那。今、戻りやした」
「お、猿公やん」
「で、実は」
猿公、早速報告をしようとしたが
「その顔、見たらわかるわ。仏さんになってたんやろ?」
「へ、へい。そのとおりでして」
ここで腕を組む破近
「またもや後手かいな」
「それに、まだありまして……」
「はああ? 蕾が?」
その青き目が、今にも飛び出しそう。
「いや、驚きましたよ。何せ、手に凶器の小刀まで持ってましたからね」
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