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十七
「それよか、あんたら岡っ引きかい?」
「まあ、そんなもんだ。で?」
これに奈々女将が
「もちろん、知ってるよ。でもさ、ここんとこご無沙汰でねえ」
思わず口を開けたまま、顔を見合わせる二人。
すぐに猿公が
「しかしねえ、ご本人さんが、昨夜ここに来たって言ってるんだが?」
「ここに?」
相手は首を傾げた後
「どこか別の店じゃないのかい?」
「この絵の男は?」
出された似顔絵を凝視する女将が
「どう見ても、初めて拝む顔だねえ」
「それよか、あんたら岡っ引きかい?」
「まあ、そんなもんだ。で?」
これに奈々女将が
「もちろん、知ってるよ。でもさ、ここんとこご無沙汰でねえ」
思わず口を開けたまま、顔を見合わせる二人。
すぐに猿公が
「しかしねえ、ご本人さんが、昨夜ここに来たって言ってるんだが?」
「ここに?」
相手は首を傾げた後
「どこか別の店じゃないのかい?」
「この絵の男は?」
出された似顔絵を凝視する女将が
「どう見ても、初めて拝む顔だねえ」
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