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五十七
「はて、どっから聞こうか?」
「何でもお答えするよ、旦那」
すでに観念しているのか、落ち着き払っている相手だ。
「ほな、まずは……仲間全員に手をかけたのは何でやねん?」
「ここんとこ、あいつらがドジばっかり踏んでるんでね。上からの命令だよ、始末しろって」
「姉のお鶴までも?」
これに、相手が笑って
「いや、違うよ。こんな筋書きになったのは、あんたらのせいじゃないか」
「わいらのせい? こりゃまた聞き捨てならん事を」
「はて、どっから聞こうか?」
「何でもお答えするよ、旦那」
すでに観念しているのか、落ち着き払っている相手だ。
「ほな、まずは……仲間全員に手をかけたのは何でやねん?」
「ここんとこ、あいつらがドジばっかり踏んでるんでね。上からの命令だよ、始末しろって」
「姉のお鶴までも?」
これに、相手が笑って
「いや、違うよ。こんな筋書きになったのは、あんたらのせいじゃないか」
「わいらのせい? こりゃまた聞き捨てならん事を」
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