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四十九
「ゆ、床上浸水やて?」
叫んだ破近、すぐに
「おまえさんらは、仏さんを全部二階へ集めてくれや」
これに喜助が
「旦那は?」
「おお、ここで様子を見守っとくわ」
「はあはあ、一応完了しやした」
「お、ご苦労はん!」
「で、ここの様子は如何で?」
目一杯の皮肉を込めた喜助だったが
「なあ、床見てみ」
「あら? だいぶ水が引きましたな」
「それがな、ちゃうねん」
そう言って、破近が廊下の突き当りを指差し
「あそこまで行ってみるで!」
「ゆ、床上浸水やて?」
叫んだ破近、すぐに
「おまえさんらは、仏さんを全部二階へ集めてくれや」
これに喜助が
「旦那は?」
「おお、ここで様子を見守っとくわ」
「はあはあ、一応完了しやした」
「お、ご苦労はん!」
「で、ここの様子は如何で?」
目一杯の皮肉を込めた喜助だったが
「なあ、床見てみ」
「あら? だいぶ水が引きましたな」
「それがな、ちゃうねん」
そう言って、破近が廊下の突き当りを指差し
「あそこまで行ってみるで!」
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