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四十三
部屋の入り口で、左右に分かれて身構える二人
「ええか? せーの、で取り押さえるで!」
はたして、勝手口から侵入してきた人物が、厨房を通って、今二人のいる部屋へと姿を現した――その瞬間
「せーの!」
掛け声とともに、相手に飛びかかった二人。虚をつかれた格好の侵入者は、いとも簡単に取り押さえられてしまった。
「尻尾を出しよったわ! さて、どないな顔……」
苦痛に歪んでいる顔、だが、朝太郎一家の猿公には間違いなかった。
部屋の入り口で、左右に分かれて身構える二人
「ええか? せーの、で取り押さえるで!」
はたして、勝手口から侵入してきた人物が、厨房を通って、今二人のいる部屋へと姿を現した――その瞬間
「せーの!」
掛け声とともに、相手に飛びかかった二人。虚をつかれた格好の侵入者は、いとも簡単に取り押さえられてしまった。
「尻尾を出しよったわ! さて、どないな顔……」
苦痛に歪んでいる顔、だが、朝太郎一家の猿公には間違いなかった。
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