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四十

「お、お、お……」

 張りから垂れている一本に縄。そして、それには一体の人間が吊るされている。


「お峰!」


 すぐに、その場に近寄った二人

「だ、旦那、これって、自害?」


 これに答えようともせず、破近が傍に転がっている台を死体の足元まで持ってきて


「どや?」


「どやって言われても……ええ? あ、足が届いてない?」


「な。自害ちゃうやろ?」


「確かにそうですが……じゃあ、三人とも殺されたことに!」


「それしか考えられへんわ」


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