181/1037
三十九
「お、お、女将さん! そ、それに又吉まで!」
すでに片膝をついて、調べを始めている破近
「二人とも息があらへんわ。それと今回は凶器が見当たらんけど、おそらくは同じ小刀やな」
この時、我に返った喜助が
「あ、あっしは、お峰の部屋まで!」
そう残して、走り去ろうとすると
「待てい!」
「な、何故に? お峰もやられてるかも……」
「なあ、喜助。そこ見てみ!」
「そこって?」
訝りながら、破近が顎で示す方に目をやる喜助だったが。
「お、お、女将さん! そ、それに又吉まで!」
すでに片膝をついて、調べを始めている破近
「二人とも息があらへんわ。それと今回は凶器が見当たらんけど、おそらくは同じ小刀やな」
この時、我に返った喜助が
「あ、あっしは、お峰の部屋まで!」
そう残して、走り去ろうとすると
「待てい!」
「な、何故に? お峰もやられてるかも……」
「なあ、喜助。そこ見てみ!」
「そこって?」
訝りながら、破近が顎で示す方に目をやる喜助だったが。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。