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三十二
「ねえ。もう、部屋に戻ってもいい?」
「ええで、お峰。その代わりな、自分の命くらいは自分で守りや!」
これに続いて又吉も
「では、私も」
楓の間に戻ってきた二人。
「ねえ、旦那。目星は?」
「まだや。つか、わからんことが多いわ」
「例えば?」
「うーん」
破近、眉間に皺を寄せ
「まずな、素浪人と商人の共通点なんやわ」
「殺人鬼なら、動機なんぞ関係ないかも」
「ちゃうな」
そして破近、ぽそっと
「鬼はこの世に一人しかおらへん」
「ねえ。もう、部屋に戻ってもいい?」
「ええで、お峰。その代わりな、自分の命くらいは自分で守りや!」
これに続いて又吉も
「では、私も」
楓の間に戻ってきた二人。
「ねえ、旦那。目星は?」
「まだや。つか、わからんことが多いわ」
「例えば?」
「うーん」
破近、眉間に皺を寄せ
「まずな、素浪人と商人の共通点なんやわ」
「殺人鬼なら、動機なんぞ関係ないかも」
「ちゃうな」
そして破近、ぽそっと
「鬼はこの世に一人しかおらへん」
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