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二十五
「旦那、完璧ですわ」
「いやあ、そこまで……ん?」
頭を掻きながら相手を見た破近、手にしている緑のクレヨンから咄嗟に青へと持ち替え
「どないしましたん? 女将の顔って、こんな色になってまっせ」
「いえ、何でもない……」
そう言った女将だったが、いきなり
「ゴホッゴホッ!」
これに二人が
「わ、血、血!」
「だ、大丈夫でっか!」
「はあはあ……え、ええ」
そして、布で口の周りを拭きながら
「いやですねえ、持病の癪なんですよ」
「旦那、完璧ですわ」
「いやあ、そこまで……ん?」
頭を掻きながら相手を見た破近、手にしている緑のクレヨンから咄嗟に青へと持ち替え
「どないしましたん? 女将の顔って、こんな色になってまっせ」
「いえ、何でもない……」
そう言った女将だったが、いきなり
「ゴホッゴホッ!」
これに二人が
「わ、血、血!」
「だ、大丈夫でっか!」
「はあはあ……え、ええ」
そして、布で口の周りを拭きながら
「いやですねえ、持病の癪なんですよ」
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