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二十二
喜助が部屋中を捜している間、仏さんを調べている破近。
やがて
「どこにもありゃしません」
「そか」
破近、今なお刺さったままの凶器に目やり
「おそらく即死や。それも正面から堂々と刺されてるとこ見ると、顔見知りの仕業ちゃうかな?」
「じゃあ、こいつが賊の片割れで、侵入した野郎がもう一方?」
これに破近が
「ありかもやな。でもな、そうなると……その野郎はどこにおるん? この嵐の中、外? それとも」
「い、家の中ですかい?」
喜助が部屋中を捜している間、仏さんを調べている破近。
やがて
「どこにもありゃしません」
「そか」
破近、今なお刺さったままの凶器に目やり
「おそらく即死や。それも正面から堂々と刺されてるとこ見ると、顔見知りの仕業ちゃうかな?」
「じゃあ、こいつが賊の片割れで、侵入した野郎がもう一方?」
これに破近が
「ありかもやな。でもな、そうなると……その野郎はどこにおるん? この嵐の中、外? それとも」
「い、家の中ですかい?」
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